岩手県平泉町に、今年も待ちわびた季節がやってきます。 世界遺産を舞台に繰り広げられる「春の藤原まつり」が、2026年5月1日(金)から5月5日(火祝)にかけて開催されます。
平泉の人々にとってこの祭りは、単なる伝統行事以上の意味を持ちます。厳しい寒さを耐え抜いた先にある「春の到来」を告げる、格別な感慨を伴う風物詩なのです。
5日間にわたる伝統の継承
まつり期間中は、連日趣の異なる行事が執り行われ、平泉の文化が次世代へと受け継がれます。
- 5月1日: 奥州藤原氏の追善法要。桜を手にした稚児や僧侶たちの行列が、本堂から金色堂へと練り歩き、静かな幕開けを飾ります。
- 5月2日: 開山堂での護摩供(ごまく)。
- 5月3日: 最大の見どころ**「源義経公東下り行列」**。
- 5月4日・5日: 能舞台にて「古実式三番(こじつしきさんばん)」や「神事能」が奉納され、幽玄な世界が広がります。
2026年、義経公役に扮するのはINI 髙塚大夢さん
今年の大きな話題は、5月3日の「東下り行列」で主役の源義経公を務めるのが、人気グループ・INIの髙塚大夢さんに決定したことです。
兄・頼朝に追われ、安住の地を求めて平泉へ辿り着いた義経主従を、奥州藤原氏三代・秀衡公が温かく迎え入れたという歴史的名シーン。この物語の主人公を髙塚さんがどう演じるのか、例年以上に華やかな行列となることは間違いありません。
【5月3日の行程(予定)】
- 13:30頃: 毛越寺を出発
- 15:00頃: 中尊寺に到着
訪れる際のアドバイス
2026年はカレンダーの並びも良く、特に行列が行われる3日は全国から多くの人出が予想されます。
現地へ足を運ばれる方は、宿泊や交通手段の確保を早めに済ませておくのが安心です。また、当日の混雑に備え、時間に余裕を持って移動することをおすすめします。
伝統ある平泉の文化と、現代の新しいエネルギーが交差する特別な5日間。 東北の春の息吹を感じに、ぜひ平泉へ出かけてみてはいかがでしょうか。


コメント